皆様、こんにちは。 2026年が始まりましたが、投資信託の2025年年間ランキングを見て、驚いた方も多いのではないでしょうか。
「新NISA=全世界株(オルカン)かS&P500」という流れが定着する中で、実は「金(ゴールド)」に関連するファンドがランクインを果たしています。
- 3位:SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
- 8位:Tracers NASDAQ100ゴールドプラス

王道の米国株インデックスに混じって、なぜこれほどまでにゴールドが買われているのか。
最新のマーケットレポートから、その「3つの真相」を深掘りしてみます。
「主役は株ではなかった?」2025年の驚異的な上げ
2025年、S&P500が+14%程度と堅調だった一方で、貴金属の上昇はそれを遥かに凌駕しました。特に銀(シルバー)やプラチナは年初から一時130%という驚異的な上昇を記録。
この背景には、特定の地政学リスクというよりは、投資家が「持たざるリスク」を恐れて殺到した「理由なき熱狂」がありました。40年間見られなかった歴史的な高騰が、今も市場の底流を流れています。
中央銀行による「静かなるゴールドラッシュ」
ゴールド価格を押し上げている最大の「見えざる買い手」は、新興国の中央銀行です。
彼らは年間1,000トン(世界の年間採掘量の約4分の1!)を超えるペースで、3年連続で金を買い集めています。
その動機は明確な「ドル離れ」です。
米ドルへの依存を減らし、いざという時に国家の資産を守れる「物理的なハードアセット」として、ゴールドを国家戦略的に保有し始めているのです。
供給が限られている中でこれだけの需要があれば、価格が上がるのは必然とも言えます。
注目を集める2つの投資信託
ランキングに入った2つのファンドは、それぞれ異なるアプローチでこの「金相場」を捉えています。
- SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) 非常に低コストで現物資産としての金に投資できるファンドです。「為替ヘッジなし」のため、円安局面では金価格の上昇+為替差益のダブルメリットを享受できました。まさに「守りの資産」の代表格です。
- Tracers NASDAQ100ゴールドプラス これは非常にユニークな商品です。米国のハイテク株インデックス(NASDAQ100)に、ゴールドを「プラス」して運用します。先物などを活用して、「攻めのハイテク」と「守りの金」を1枚のチケットで持つようなハイブリッド戦略が、2025年の強気相場に見事にハマりました。
2026年、私たちはどう動くべきか
ウォール街には「年初の最初の5営業日がプラスなら、その年は80%の確率でプラスで終わる」というアノマリー(経験則)があります。
今年のS&P500は最初の5日間で1.1%上昇しており、期待感は残ります。
しかし、これからはデジタルな数字だけでなく「物理的なモノの価値(ハードアセット)」が投資のルールを書き換えるかもしれません。
「メインの米国株インデックスに加え、ゴールドのような『実物資産』の要素を少し添えること」が、メンタルを安定させる最強のポートフォリオになるのかも。
驀進する相場だからこそ、足元を固める「金」の存在を、今一度見直してみたいですね。



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