配当金を中心にポートフォリオを組んでいると、必ずといっていいほど比較対象に上がるのが VYM・SPYD・HDV の3つの米国高配当ETFです。
私自身もこのうち2つを保有していますが、今回はその中でも HDV(iShares Core High Dividend ETF) に焦点を当てて、
「どうしてHDVに投資したのか」
「3年間投資して分かった魅力と弱点」
「実際の配当推移」
といった“経験者ならではの視点”で書いていきたいと思います。
これからHDVを買おうか悩んでいる40〜50代の配当金好きの方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
HDVを買った理由 — “安定性”に惹かれた
HDVを購入したのは2023年の春、ちょうど高配当ETFについて本格的に調べ始めたタイミングでした。
当時の私は、
- SPYD:利回りは高いが景気敏感
- VYM:安定感はあるが利回りがやや控えめ
- HDV:利回りと安定のバランスが良い
といった印象を持っていました。
そして、調べれば調べるほど、「HDVは安定性が強い」という評価がかなり多かったんです。
特に魅力的だったのは以下のポイント。
✓ 配当利回りが比較的安定している
景気後退局面でも大きく利回りが崩れることが少なく、長期保有に向いているタイプのETFです。
✓ 保有銘柄がディフェンシブ寄り
医薬・生活必需品・通信といった、不況に強いセクターの比率が高め。
景気敏感なSPYDと比べて、グッと安心感がありました。
✓ 減配が少ない歴史
高配当ETFの中でも“減配耐性”がかなり強い部類に入ります。
こうした特徴から、
「毎年の配当金を安定して積み上げていきたい」
という私の投資スタイルに合っていると判断し、HDVもポートフォリオに加えました。
HDVに3年間投資して分かったこと
2023年4月に購入してから、丸3年が経ちました。
実際に3年間、四半期ごとの分配金を受け取りながら保有してみると、事前に感じていたイメージとほぼ一致していました。
良かったところ、気になったところをそれぞれまとめてみます。
とにかく配当が安定している
HDVの最大の魅力は、やはり 分配金が“ドンッと減らないこと”。
四半期ごとに多少の上下はありますが、
- 大きく下がらない
- トレンドが比較的ゆっくり
- 景気に左右されにくい
という特徴があり、精神的な安心感が非常に強いETFです。
「年間の配当収入をある程度読める」
というのは、40〜50代で配当金を重視している人にとって大きなメリットだと思います。
景気後退に強いポートフォリオ
HDVはモーニングスター社の財務健全性スクリーニングを採用しており、
財務体質の強い企業
の比率が高いのも特徴です。
これが個人的に“HDVは安定している”と感じる要因のひとつ。
SPYDが下げる場面でも、HDVは比較的下落幅が抑えられていることが多く、不安相場でも落ち着いて保有できます。
減配が少ないという安心感
高配当ETFにおいて、減配は避けられないリスクです。
ただHDVは、他のETFと比べても“減配が少なめ”という傾向があり、これが長期保有の後押しになっています。
「今年はどうだろう?」という不安が少なく、
「また淡々と受け取れるだろう」
という意識で持ち続けられる点も、長く付き合いやすいETFだと感じています。
2024年の年間配当実績——1口あたり4.1ドルの分配
2024年の配当データを振り返ると、
1口あたり約4.1ドル(税引前)
となっており、例年と大きく変わらない範囲で推移しています。
※私は投資額や総受取額は公開していませんが、
口数ベースで見ると、毎年十分に“高配当ETFらしい”金額が入ってきています。
アップダウンは小さく、非常に落ち着いた値動きです。
配当収入を「生活の補助」や「将来の年金の一部」と捉えている40〜50代にとって、
HDVのこの安定感は大きな魅力になるはずです。
2024年の配当金はこちら↓。

HDVの弱点 —もちろん欠点もある
一方で、HDVにも弱点はあります。
成長性が低い
SP500のような成長は期待できません。
長期で見ても価格上昇は控えめで、
“株価の伸びで資産を増やしたい人”には向きません。
配当の伸びが小さい
VYMと比較すると、
“配当成長率”という点でどうしても劣ります。
そのため、
「10年後に配当をもっと増やしたい」
というニーズにはやや不向き。
言い換えれば、
今の利回りを重視する人向け
のETFです。
HDVはどんな人に向いている?
実際に3年間保有してみて感じたことをまとめると、HDVはこんな人に向いています。
✔ 配当収入を安定して受け取りたい人
上下が少なく、予測しやすい。
✔ 株価のブレを抑えたい人
SPYDより落ち着き、VYMより利回りがある。
✔ 景気に強い銘柄を多めに組みたい人
不況耐性が強いETF。
一方で、長期で配当を伸ばしたい人にはやや不向き。
まとめ:HDVは“安定重視の配当投資家”にしっくりくるETF
HDVは、劇的な伸びや派手さはありませんが、
「長く持ち続けるほど安心できるETF」
だと3年間の保有で実感しています。
大きく下落して不安になったり、配当が大きく減ってショックを受けたり、
そういったストレスが少ないETFです。
特に、
- 40〜50代
- 配当金で将来の生活を安定させたい
- 資産の一部を“コアポジション”として育てたい
と考えている方には、非常に相性が良いはずです。
VYMやSPYDと比較しながら、
“安定”に重きを置きたいなら、
HDVはポートフォリオに入れておく価値があるETFだと感じています。
同じ米国高配当ETFであるSPYDに関する記事もありますので、ぜひご参照ください!





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