ゴールドマンサックスが金5400ドル予測でも、私が短期売買で手を出さなくなった理由

投資の失敗談・教訓

ニュースを見て、条件反射で売買していたあの頃

今週は衆議院解散報道を受け、「選挙は買い」という格言どおり週初は日経平均が上昇しました。しかし、その後は失速し、週後半にかけて持ち直すという、いかにも日本株らしい値動きでした。

——と、ここまで書くと「よくある市況解説」です。

ですが正直に言えば、20代・30代前半の私は、こうしたニュースを見た瞬間に条件反射でポジションを取り、何度も痛い目に遭ってきました。

特に為替と金は、「短期で触ると必ず失敗する」ことを、身をもって学んだ市場です。


日銀会合と円安|”発表直後”だけを見て負け続けた経験

今回の日銀金融政策決定会合では、2つのサプライズがありました。

サプライズ① 物価見通しの上方修正

日銀は2026年度の消費者物価上昇率見通しを1.8%から1.9%へ引き上げました。

サプライズ② 高田委員の反対票と利上げ提案

現状維持が予想されていた高田委員が、1%の利上げを主張しました。

ニュースだけを見れば「円高要因」に見えます。

実際、昔の私はそう解釈しました。

会合直後の初動を見て、「これは円高だ」とエントリーし、
欧米時間に入ってからの円安で何度も踏み上げられた経験があります。


なぜ日銀会合後に円安が進むのか|失敗してから理解した”アノマリー”

直感に反しますが、日銀会合後、とくに欧米時間に円安が進むケースは珍しくありません。

JPモルガンの分析によると、2022年12月以降、日銀会合当日に円が対ドルで下落したのは約10回中7回。

驚くべきことに、昨年12月に利上げが行われた局面ですら、円は1.4%下落しました。

これは、

  • 日銀のメッセージは「一回で終わらない」
  • 市場はイベントそのものよりその後の値動きの癖を知っている

という現実を示しています。

私が負け続けた理由はシンプルで、
「正しいかどうか」ではなく、「どう動きやすいか」を見ていなかったからです。


金5400ドル予測|それでも私は短期では触らない理由

ゴールドマン・サックスは、2026年末の金価格見通しを4900ドルから5400ドルへ引き上げました。

ゴールドマン、年末の金価格予想を1オンス=5400ドルに引き上げ(Bloomberg) - Yahoo!ニュース
(ブルームバーグ): 米ゴールドマン・サックス・グループは、2026年末の金価格見通しを従来予想から10%超引き上げ1オンス=5400ドルとした。中央銀行と上場投資信託(ETF)からの需要の堅調さに

数字だけ見れば、強烈なインパクトです。

ただ、ここでも私はあえて距離を置いています。

理由は明確で、
過去に「材料は正しいのに、売買で失敗する」経験を何度もしてきたからです。

金は今、

  • 財政不安
  • 地政学リスク
  • 中央銀行による構造的な買い

といった、非常に“長い時間軸”のテーマで支えられています。

これは短期売買向きの市場ではありません。


失敗投資家がたどり着いた結論|イベントは”取引”ではなく”理解”するもの

為替、CFD、金——。

私はこれらを短期売買の対象として扱い、ほぼ例外なく失敗しました。

そして今は、

  • 為替・イベントは解説と理解の対象
  • 実際の資産形成はインデックス投資と高配当株

というスタンスに落ち着いています。

イベントに賭けなくても、世界は勝手に動き、時間は資産を増やしてくれる。

そう考えるようになってから、投資はようやく「消耗戦」ではなくなりました。


おわりに|為替イベントに向き合う視点を一段引き上げる

日銀会合や金価格のニュースは、確かに刺激的です。

ですが、それを見て今すぐ売買しなければならない理由はありません。

私自身、25年かけて

為替も金も、短期売買で触ると必ず痛い目を見る

という当たり前の結論にたどり着きました。

この記事が、
「イベントをどう取引するか」ではなく
「イベントとどう距離を取るか」を考えるきっかけになれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました