総合商社の3Q決算を見て考える|高配当株として伊藤忠・三井物産・三菱商事はまだ持ち続けられるか?

投資判断の記録・個別銘柄

先週末の総選挙での自民党に圧勝を受けて、今週は高市相場再びですね。
私も、保有している日本株が軒並み上昇し、心穏やかにマーケットを見ていられます。
(KDDI株だけは例外ですが、、)

さて、そんな中、総合商社の3Q決算が発表されています。
各社それぞれではありますが、私はこんな風に見ていました。

今回の3Q決算をどう受け止めたか?

正直に言うと、
今回の決算発表を見て、私はワクワクもしなければ、失望もしませんでした。

これは悪い意味ではありません。

むしろ、高配当株としては理想的な反応です。

  • 利益はピークアウト気味
  • ただし致命的な崩れはない
  • 配当・自社株買い方針も大きくは変わらない

「派手さはないが、壊れてもいない」

高配当株として見るなら、これ以上でも以下でもない、というのが率直な感想です。

項目三菱商事三井物産伊藤忠商事
連結純利益
(3Q累計)
6,079億円7,488億円7,053億円
通期純利益見通し7,000億円8,200億円9,000億円
通期見通しに対する
進捗率
87%91%78%
年間配当(予想)1株当たり 110円1株当たり 115円1株当たり 42円
自己株式取得
(決定額)
最大1兆円最大2,000億円合計1,700億円

高配当株で一番大事なのは「増配」ではない

決算を見るたびに、

  • 来期は増配するのか
  • 配当利回りは何%か

に目が行きがちですが、25年投資をやってきて、私の結論はちょっと違います。

高配当株で一番大事なのは
「減配しにくさ」

この点で見ると、今回の3社の決算は、

  • 無理な配当をしていない
  • 利益水準と配当のバランスが崩れていない

という意味で、まだ「安全圏」にいると判断しています。


3社それぞれの見え方

伊藤忠商事

今回の決算を見て、改めて感じたのは「一番、個人投資家向け」だということ。

  • 非資源比率が高い
  • 利益のブレが小さい
  • 配当方針が読みやすい

私は、
「不況局面でも配当を疑わずに済む」
この安心感を評価しています。


三井物産

三井物産は、「高配当株としてはギリギリ攻めている」。

  • 資源の影響を受けやすい
  • 業績の振れ幅は3社で最も大きい

ただしその分、

  • 業績回復時の還元は大きい

私は
「配当の上下をある程度許容できる人向け」
と位置付けています。


三菱商事

今回の決算を見て、“王者の商社”という立ち位置からはちょっと変わってきている?と感じました。

  • 資源比率は高い
  • 財務と事業の厚みが違う⇒自社株取得枠が1兆円は流石
  • 長期で見たときの回復力を信じられるかどうか。

私は
「日本株のコアとして持つなら三菱商事」
という評価を変えていません。


今回の決算を受けて「売る理由」はあるか?

結論から言います。

今回の決算だけを理由に、
売却を検討する必要はない

ただし、以下に当てはまる人は別です。

  • 配当利回りだけを目的にしている
  • 少しの減配でも精神的に耐えられない
  • 株価下落=失敗だと思ってしまう

この場合、
最初から総合商社株は向いていません。


私の判断:継続保有するか?

私の答えは明確です。

3社とも、
高配当株の位置づけで「継続保有」

ただし、

  • 大きく買い増すこともしない
  • 株価が上がっても期待しすぎない

あくまで、

  • 配当を受け取り
  • 下がっても慌てず
  • 長く付き合う

そのための銘柄です。


まとめ:高配当株は「安心を買う投資」

今回の決算を見て、
改めて思いました。

高配当株投資は
「儲かるかどうか」より
「持ち続けられるかどうか」

伊藤忠・三井物産・三菱商事は、
少なくとも現時点では、
その条件をまだ満たしている。

私はそう判断しています。

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