【日経平均史上最高値なのに、なぜ私の株は上がらない?】その正体と「相場の二極化」

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お祭り騒ぎのニュースと、イマイチ利益が増えていない自分の銘柄

「日経平均株価、史上最高値を更新!ついに6万3000円突破!」

明るいニュースのはずなのに、スマホで自分の証券口座アプリを開いた瞬間、ため息をついていませんでしたか?

画面に並ぶのは、容赦のない「真っ赤なマイナス」の文字。

「日経平均はあんなに上がっているのに、なぜ私の持ち株はピクリとも動かないどころか下がっているの?」

「もしかして、私の投資センスがなさすぎるだけ……?」

そんな疎外感や焦りを感じているなら、どうか安心してください。悪いのはあなたのセンスではありません。現在の東京証券取引所で起きている極端な「相場の二極化」が原因です。

5月18日〜22日の週に起きたリアルな動きをベースに、多くの個人投資家のポートフォリオが置いてけぼりを食らっている「正体」を考えてみます。

日経平均を動かしているのは「ごく一部の巨人」だけ

なぜ指数だけがこれほど強いのか。その最大の理由は、日経平均という指数の仕組みにあります。日経平均はすべての銘柄が均等に影響を与えるのではなく、「株価が高い特定の銘柄(値がさ株)」の動きに大きく左右されるから。

今週の相場を引っ張ったのは、まさにこの「ごく一部の巨人たち」でした。

  • ソフトバンクグループ(SBG)の独走: 傘下アームの急騰などを背景に株価が猛騰。5月22日には、1銘柄だけで日経平均を約577円も押し上げるという驚異的な主導権を握りました。
  • 半導体・ハイテク関連への集中: 東京エレクトロンやTDKといった、指数への寄与度が高い一部のハイテク株だけに海外勢の巨額の資金が流れ込んでいます。

つまり、いま起きているのは「日本企業全体が強い」のではなく、「一握りの超大型株が指数を無理やり引っ張り上げている」という歪な状態なのです。

「値上がり3割、値下がり7割」の現実

「そうは言っても、1,600円も上がった日なら流石にみんな上がっているでしょ?」と思うかもしれません。しかし、現実は非情です。。

5月22日(金)、日経平均は前日比1,654円高という歴史的な爆上げを記録しました。しかし、この日の東証プライム市場の内訳を見てみると、こんな事実が分かります。

5月22日(金)東証プライム市場銘柄数
値上がり銘柄数851銘柄
値下がり銘柄数663銘柄

日経平均が1,600円以上も暴騰した日ですら、東証プライムの約4割の銘柄が「値下がり」の置いてけぼりを食らっていました。

さらに、週前半のように日経平均が少し調整した日には、東証プライムの約7割の銘柄が真っ赤に沈むという地合いが続いています。

個人投資家が好む中小型株や、配当目当ての伝統的な優良株には全く資金が回ってこない。これが「日経平均史上最高値」の裏にある冷徹な数字の現実です。

 

個人投資家を凍り付かせた「フジクラショック」

さらに今週、個人投資家のマインドを冷え込ませた象徴的な出来事がありました。それが「フジクラ(5803)」の急連落です。

フジクラといえば、生成AIデータセンター向けの電線需要などで今年最も注目を集めていた成長株の筆頭。5月14日に発表された決算も「5期連続最高益」「増配」という非の打ち所がない素晴らしい内容でした。

しかし、週が明けると市場の反応は、、、

「材料出尽くし」とみなされたのか猛烈な利益確定売りに押され、4日続落。5月13日につけた最高値から、一時34%も急落する事態となりました。

「良い決算を出した大本命の成長株すら、一瞬でこれだけ暴落するのか……」

この動きは多くの個人投資家にショックを与え、新興市場や成長株へ向かう投資家心理を一気に冷え込ませる結果となりました。

焦りは禁物。歪な相場だからこそ「自分の軸」を淡々と守る

現在の相場は、2024年初頭のような「何を買っても資産が増える」イージーモードではありません。限られたテーマや超大型株だけに資金が集中する、徹底した「選別相場」です。

周りのお祭り騒ぎのノイズに焦って、いま大急ぎでハイテク株を高値掴みしに行ったり、「自分の投資法は間違っているのかも」とパニックになって手持ちの優良株を手放したりするのが一番危険です。

相場にはサイクルがあります。一部の巨人が買われすぎれば、いずれ資金は出遅れている優良株や高配当株へと循環してくるものです。

こうした歪な二極化相場を目の前にしたとき、私はどうしているかというと――周囲の狂騒には一切惑わされず、自分の軸である「米国インデックス投資」と「高配当株投資」の2本柱を淡々と継続しています。

インデックスで世界経済の成長の果実をじわじわと受け取りつつ、高配当株で日々のキャッシュフローを手堅く作っていく。この強固な土台があれば、日本の特定の指数がいくら乱高下しようが、一喜一憂する必要はどこにもありません。

投資の世界では、「他人の芝生」が青く見えたときこそが一番の踏ん張りどころです。

焦って他人の土俵に飛び込むのではなく、「自分の投資ルールを守れているか」を一歩引いて見直す絶好の機会にしていきましょう。

乱高下する相場に惑わされず、じっくりと資産を育てるなら、利用する証券会社選びも大切です。

投資信託の手数料(信託報酬)の一部が毎月現金で還元される仕組みや、手厚いサポート体制を重視しています。こうした長期投資・高配当株投資をじっくり進めるための環境が整っている松井証券は、自分の軸をブレさせずに運用を続けるための強い味方になってくれます。

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