ゴールドマン・サックスが米国株10年リターン予測を「3%→7%」へ上方修正。その理由とは?

投資ルール・考え方

さて、突発性難聴を患って1週間。
自覚症状が出た翌日にクリニックで診療を受けたことが良かったのか、かなり回復してきました。
感覚的には9割近い聴力まで回復。

この1週間。血管収縮の要因となるということでコーヒーを控え、当然お酒も控えて生活。
日々の仕事も残業は極力回避して回復に努めていました。

週明けには再びクリニックで診断を受ける予定。
早く寛解の結果が欲しいところです。

 

突発性難聴になって感じたのは、「健康も資産の一部」ということ。
そして投資も同じで、未来は予測できません。

だからこそ、無理をせず、長く続けられる仕組みを作ることが大切なのだと改めて感じました。
そんなことを考えていたタイミングで、このニュースが目に入りました。

 

米国株10年リターン予測の上方修正

米国株へ長期投資している人にとって気になるニュースがありました。

ゴールドマン・サックスは、S&P500の今後10年間の平均年率リターン予測を3%から7%へ引き上げたと発表しました。

わずか2年前にはかなり悲観的な見通しを示していましたが、なぜ予測を修正したのでしょうか。

ゴールドマン・サックスは、なぜ「失われた10年」予測を撤回したのか? | Business Insider Japan
ゴールドマン・サックスは、S&P500種の今後10年間の年率リターンを7%と予測していることが分かりました。いったいなぜ、2024年の3%から2倍以上に上方修正したのでしょうか。

以前は「失われた10年」を警告していた

2024年、当時のゴールドマン・サックス米国株チーフストラテジストのデビッド・コスティン氏は、

「今後10年間のS&P500の平均年率リターンは約3%」

と予測し、多くの投資家の話題となりました。

その根拠となったのがCAPEレシオ(景気循環調整後PER)です。

 

簡単に言えば、
今の米国株は過去と比べてもかなり高い値段で買われている
ということです。

CAPEレシオは株価が企業利益に対して割高かどうかを見る代表的な指標で、

  • CAPEが高い
  • 将来10年間のリターンは低くなる傾向

という歴史的な相関があります。

現在のCAPEレシオは約40倍と非常に高い水準で、過去のデータだけを見ると期待リターンはかなり低いことになります。


なぜ7%へ引き上げたのか?

とはいえ、「今回は過去とは状況が違う」とのこと。

その理由は2つあります。

企業利益率が昔より大幅に高い

1980年頃の利益率:約5.5%

現在の利益率:約13%

アメリカ企業はIT企業を中心に収益性が大きく向上しました。
利益率が高ければ、高い株価もある程度正当化できます。

 


金利は依然として歴史的には低い

2022年以降は利上げが続いたものの、長期で見ると現在の金利は依然として歴史平均より低い水準です。

一般的に

  • 金利が低い
  • 株式の価値は高く評価されやすい

という関係があります。

ゴールドマンは

「高い利益率」と「低金利」が続く限り、株価バリュエーションも高止まりする

と考えています。


それでも過去平均の10%には届かない

ゴールドマンの新予測は7%。これは改善したとはいえ、
S&P500の長期平均リターン約10%よりは低い数字です。

つまり、

「今後も米国株は成長するが、これまでのような高リターンは期待しすぎない方がよい」

という見方です。

 

皆さんは、年率7%という数字を見てどう感じますか?
高いと思うでしょうか。それとも低いと思うでしょうか。

私は「十分高い」と感じました。
SNSを見ていると、毎年20~30%のリターンが当たり前のような雰囲気があります。
しかし、世界トップクラスの投資銀行ですら、長期では7%程度と見ています。

このギャップは、長期投資家ほど意識しておきたいポイントだと思います。

 

私も20代の頃は、「毎年20%以上増えるのが普通」と思っていました。
だからFXやCFDでレバレッジをかけ、短期間で大きく増やそうとして大失敗しました。

今振り返れば、年率7%でも20年続けば資産は約4倍になります。
長期投資では、この”地味な数字”こそが強いと実感しています。 

将来の予測は誰にもできません。
だから私は、毎月淡々と積み立てを続けています。

松井証券の魅力、まずはお試しください。

長期投資家としてどう考えるべきか

実際には

  • 年率7%になるかもしれない
  • 年率3%かもしれない
  • 横ばいの10年になるかもしれない

誰にも正確には予測できません。

だからこそ、

長期投資では将来の予測に賭けるよりも、

  • 毎月積み立てる
  • 分散投資を続ける
  • 暴落でも売らない

という基本を守ることが、結果として資産形成につながります。


私の投資スタイルへの影響

私はこのニュースを見ても、投資方針を変えるつもりはありません。

今回のゴールドマン・サックスの予測変更は、「バリュエーションは高くても、高利益率と低金利が続けば正当化できる」という前提に立っています。しかし、この前提自体が今後10年間維持される保証はありません。

一方で、「失われた10年」を予想する専門家もいますが、その時期を正確に当てることも極めて困難です。結局のところ、どちらのシナリオが現実になるかは誰にも分かりません。

だから私は、将来のリターン予測よりも、自分でコントロールできる投資行動を重視します。

  • 新NISAでの積立投資を継続する
  • 高配当株から得られる配当金を再投資する
  • 市場が上昇しても暴落しても投資を続ける

このシンプルなルールを守り続けることが、25年以上投資を続けてきた私がたどり着いた結論です。

市場予測は参考になりますが、それに振り回される必要はありません。長期投資で最も大切なのは、「未来を当てること」ではなく、「どんな未来でも続けられる仕組みを持つこと」だと考えています。

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